MTBはとても刺激的で楽しい遊びですが、イメージの通り危険をともないます。
私のような40代で再びMTBを再開した人や、これから始めようとする人へ、私の感じた注意したい事をお伝えします。バックグラウンドは人それぞれですが、少しでもお役に立てれば幸いです。
40代がMTBにのりはじめる際に、注意すべきこと
1) 筋力(特に緊急時に必要なもの)が不足している
言わずもがな、筋力です。と言っても自転車を漕ぐための筋力の事ではありません。これらは、乗っていれば付いてきますから。
私がお伝えしたいのは、緊急時(つまり転けた時)に体を支えてくれる筋肉が恐らくとても頼りなくなっているだろう事です。
これはとても大切なことだと考えています。
まず、前提なのですが、
恐らくみんなMTBに乗っていると、コケます。
遅かれ早かれコケると思います。
普段ママチャリに乗る時や、ロードバイクなどは、前提として
転けるべきではない。という感じですが
MTBという乗り物は、むしろ転けるのは日常に近く、
「転けたよ〜(笑)」って感じだと思います。
荒れた凸凹路面を走ること、アスファルトの道ではありえないような角度の斜面を下ったり、ジャンプしたり、飛び降りたり。
また、乗る人もチャレンジをせまられる?状況に身を委ねているので、
多分うまくなっても、リスクをとって転けたりもするんだろうなぁと思います。勝手な思い込みですが。
40代になるまで体をあまり動かさずにいた人は、日常生活を送る上で必要な筋力しか残っておらず、転けた時などの緊急時の負荷に耐えられず、恐らく体を傷めやすい。
という事だと思っています。主観ですが。
また、踏ん張りが効かないのでそもそも転け易い。
自転車を漕ぐ筋肉のように、乗ってるだけでは鍛える事もできないので
何かしらのトレーニングが必要なのかもしれません。
まあ転けてる内に適応してはくる物ですが、適応するまでが大変危ないですからね。
おまけに言うと
出戻り組は、若い頃の感覚がある分、体の強度に対してオーバースピードになりやすいのではと思います。
みなさんは、私のように膝靭帯の位置がずれて腫れ上がるような目に遭わないようくれぐれもお気つけてください。
20年も使わなければ、その筋肉も流石に衰えるのでしょう。大変残念ですが。なんでも年のせいにするのは嫌ですが、そこは自覚が必要な点と考えています。
2) ヘルメット、グローブ、プロテクター類を着用する
当然のように転ける乗り物に乗る以上は、これらのプロテクター類は当然身につける物になります。前述の通りなら、恐らくかなり転けやすくなっていますしね。
ヘルメットは必ず着けてください。
あとは、手を保護するのにグローブを。転けた時、肘を怪我しやすいのでエルボープロテクターもあった方が良いでしょう。山の中を走行する場合、色々なところに木の枝が張り出しています。裸眼ではなくゴーグルやサングラスもあった方がいいですね。
ダウンヒルレースでは、ボディのプロテクターをしますが、これはレースの時だけでなく普段の走行でもつけたほうが良いとは思います。胸部と脊椎、どちらもクリティカルな部分。
胸を強打すると呼吸困難になることがあり、大変危険です。(私は若い頃数回あります)
初めての時はかなりびっくりし、色々覚悟する人もいるかもしれません。とにかく必死に声を出そうとして、もがいた記憶があります。胸は打たないようにしましょう。とはいえ状況によって防ぐことができない場合があります。そのためのプロテクター。体を大切にしましょう。
3) 食事をしっかりとってから乗る
山道を走るのは、かなり集中力が必要です。
脳の栄養はブドウ糖です。仮にダイエットされていたとしても、
食事はしっかりとってから乗りましょう。
集中力が欠けた状態では楽しくもないし、危険です。私も過去ケガをした際は食事を疎かにしていたという印象があります。
たとえば食事抜きでダートジャンプに行ったものの、オーバースピードで突入してしまい、着地面を飛び越してしまい次のコブに突っ込んでしまいました。顔面は血だらけでしたが、首に異常がなくてほんと良かったです。今考えても本当にぞっとします。
この時、食事をとっていなかった事にケガをするまでは気がついていませんでした・・
本当にダメなときほど、自分では修正しにくいものです。ダメの連鎖に入る前に冷静に立ち回りましょう。
最後に
40代ではじめてMTBに乗る人は当然気をつけておられると思いますが
私のように出戻りの方はなおさら注意をしてほしいです。
とはいえMTBはとても楽しい遊びです。
体との折り合いをつけながら、ゆっくりと楽しんでください。